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心身相関(その1)⇒
心身相関(その2)今日は出し惜しみをすることと便秘になることのつながりがこじつけではなく,それなりに理にかなっているということを説明します.
フロイトという精神科医は精神分析という学問体系を確立しましたが,彼は人間の発達段階を口唇期・肛門期・男根期・潜伏期・性器期に分類しました.どの時期にも達成すべき発達課題はあるのですが,2番目の発達段階である肛門期には昨日述べたことに通じる部分があります.
肛門を通して快感を得て発達・学習する時期を精神分析では肛門期と呼びます.ちょうど2歳~4歳くらいですかね.肛門は幼児期に「出すことと溜めること」をトイレットトレーニングを通して学ぶ大事な部位でして,肛門性格という言葉もあるくらいです.過度に几帳面で倹約家,わがままといった執着的な性格傾向をもつ大人は幼児期における便のコントロールがうまくいかなかった肛門性格の人であると言われています.他者からみて「ケチ」「強迫的」「執着心が強い」などと思われる人はその傾向があるかもしれませんね.ここで学習する「出すことと溜めること」というのは象徴的なものでして便だけに限らず,その後の人生における様々な側面での出すことと溜めることに関係しています.要するに便意という身体のコントロールを通して心のコントロールを学ぶわけです.お金を出したり力を出したり時間をかけたりと,それらを貯める(惜しむ)ことなどに関係していると言えるかもしれません.
ですから,学問的には肛門に関わることは出すことと溜める(貯める)ことに関係しているので,そこの生じる具体的症状を象徴的に捉えて,自らの「出すこととためる(おしむ)こと」のおこないについて振り返ってみることは有意義なことだと思うのです.そして,そこから自らの心遣いに気がつき,修正して自己を成長させていくことができるのだとしたら,この解釈の仕方もあながち無意味なものではないということがわかるでしょう.
神様に誓った志を忘れずに,人のために力や時間,お金を出すことを惜しまない,そんな人に成長していきたいと思っています.
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肛門性格って聞いたことはありましたが、
なるほどお道的な解釈にも合いますね!
参考になりました。
ありがとうございました!