この話はここまでで結果がないので,その後どうなったのかわかりませんが・・・まぁ簡単に教えてもらう姿勢になれれば,今まで苦労していないとも思います.しかし,そういう視点に気付かなかったがためにできなかっただけで,それがフィットして解決してしまうケースもあるのでなんとも言えません.ある人(Aさん)が勝ち負けにこだわったり,怒りや苛立ちを感じたりしやすい性格からどうも人と関わるとうまく付き合えないと.そのことを相談されたBさんは「どうして私には怒りや苛立ちなく接することができるのでしょうか」とAさんに問いました.するとAさんは「私はあなたに教えてもらう立場と思っていますから」と答えました.
それを聞いたAさんは【教えてもらう立場】に違和感を感じたため撤回しようかと思いましたが,あえて次のように言いました.「ならば,あなたの生活で関わる人に対しても教えてもらう姿勢で接してみてください.いいことも悪いことも人は他者を通して学ぶものです.よい行いをする人はよい模倣手として,悪い行いをする人は反面教師として,あなたはこれまでも色々周囲の人に教えてもらっていることと思います.上に立とうと思うのではなく,自らが1段下がり,低い心でもって教えていただくという姿勢で接してみてください.そうすれば,うまくいくかもしれません」と.
講演を聞いていたら、東洋英和女学院の教授&横浜クリニック院長の山田先生が、昔にしたアンケートの話が出てきました。
病棟に長期入院している統合失調症の50名に「生きがいは何ですか?」と聞いて、紙に書いてもらったそうです。
すると45人が「親孝行」と書いたとのこと。
統合失調症で入院だけの生活を送ってる人にとって家族、特に親の存在は大きいものなんですね。
Author:まお & あいこ
まお:お道を信仰するよふぼくであり,教会子弟です.現在は精神科で働いています.
あいこ:お道を信仰するよふぼくであり,まおと出逢って入信しました.現在は精神科で働いています.