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お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

感謝の気持ち 

今,会長である母や信者さんがおたすけに通っている人がいます.毎月参拝に来る信者さんの旦那さんなのですが,脳梗塞で倒れ,入院中です.本人はもちろん信仰はしておりません.ですが,おさづけでご守護をみせていただき,動かなかった手が動くようになり,見えなかった目が見えるようになり,本人は大喜びです.医者も不思議なものだと言っていたそうです.これを「予後が良好なケースだった」と片付けてしまえばそれまでなのですが,私はそうは思いません.本当にこの方にたすかってもらいたいという誠真実と本人が本当にたすかりたいという思い,そして周りの篤い信心や心遣いによって,本人が少しずつ心を入れかえていき,それによって親神様がお働きくださっているのだと思います.願い通りではなく,心通りのご守護であると教えられています.もちろん本人や周囲の回復を願う心も大事だと思いますが本人の心の入れ替えによってきっと鮮やかなご守護をいただけるかと思います.本人はまだ信心はしておりませんが,今「おさづけ」に来てくれるのを楽しみに待っているようです.何か人智を超えたものの働き,自分が生かされているということを感じつつあるのかもしれません.

自分の体なのに自分の思うようにならない.これは病気や怪我などしたときに誰でも感じることだとは思いますが,このことが我々の身体が,完全に自律したものでなく,何らかの働きによって生かされているということの証だと思います.人はうまくいっているときは,なかなかそれを感じることができません.自由を失って初めて感じることができるのかもしれません.自分の力ではどうしようもなくなったとき,人は超越的な対象に対して祈ります.神頼みという言葉があるように,特定の信仰対象をもたずとも人は何者かに祈るのです.そして,乗り越えたときに一時であれ感謝すると思います.これは宗教的な心を人間が普遍的にもっていることの証です.当たり前のように日頃生活しているかもしれませんが,自分だけの力だけで生きているのではなく,超越的存在を含め色々なものに支えられて生きているのです.今日という日を生きていること,生かされていることに感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです.
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講義 

昨日,また講義へ行ってきました.
教室が狭かったので今回から講堂でやることになり,逆に広すぎると感じました.

内容は「人格・知能」についてだったのですが,教科書的でまとめたことをつらつらと述べる山のない講義だったなぁという感想です.
自分のキャラクターをもっと出して冗談など交えながら話ができればいいのですが,まだそこまで余裕がないのか,たまに病院の話などの挿話が入る程度で,面白味には欠けていたように思います.

今日は2コマ(90分×2)だったので,2コマ目は映画鑑賞にしました.『イブの3つの顔』(1957年,米)という,実話をもとに多重人格(現在は解離性同一性障害と言います)の患者と精神科医の治療過程を描いた映画です.おそらく元のフィルムが古いのでDVDであっても映像は悪く(もちろんモノクロです),日本語吹替えで見たのですが,同じシーンに日本語吹替えと英語が入り混じっていることも多々あり,少々滑稽な部分もありました.学生は半分以上は起きていたようですが,実習の疲れがあるせいか寝ている人もいました(水曜だけ学校で他は実習のようです).

多重人格についてはこちら を参照してください.自分が大学院のときに書いたレポートをほとんどそのまま掲載しています.また機会があればここでも簡単に説明したいと思います.

2コマやるとさすがにどっと疲れまして昨日は早々とお休みしました...今日は面接と検査が入っています.いっしょけんめいやってきます.

眼精疲労 

最近目がしょぼしょぼします・・・目が疲れます・・・毎日PCのモニターに向かいすぎでしょうか・・・視力も低下した気がします.
メガネは疲れるし,コンタクトは目の中に異物を入れるようで怖いのでどちらもいやです.小さい頃まぶたの裏におはじきが入ってしまったことがあるので余計に怖いのです.視力をなんとか回復したいと思います.

小学校低学年の頃,視力が0.4と0.7に落ちたことがありました.メガネが嫌だったので,母と毎晩,お願いづとめをさせていただきました.正確な期間は覚えていませんが,数ヶ月でご守護いただき,視力は1.2と1.5に回復しました.それ以来多少下がることもありましたが,1.0と1.2はだいたいキープしていたのです.それがついに落ちました.

今はいくつなのでしょうか・・・0.8くらいまで落ちている気もします.目が見えるご守護はお道では「くにとこたちのみこと」のお働きであり,「人間身の内の目うるおい、世界では水の守護の理」と教えられています.目が見えるのも,この世界に水が存在するのも親神様のお働きあってのこと,目が見えるありがたさを日頃から味わい,人のよいところ,よい行いをこの目に映すように心がけようと思う今日この頃であります.

講義 

先週より看護学校での講義が始まりました.昨日2度目の講義にいってきました.やはり40数人もいると緊張します.全然予定通り行かなくてヘコみました.パワーポイントで授業を進めているのですが,時間がなくなってほとんど解説できないまま進むような形になってしまいました.説明も上手な方ではないので,学生もさっぱりだったと思います.結局自分の中に定着していないものについて説明をするので,うまく説明できないわけですから,自分自身が勉強を重ねるしかありません.経験談などを混ぜて話ができればいいのですが,わりと融通がきかない性格なので理屈でばかり進んでしまいました...
来週はきちんとペース配分をしながら進めたいと思います.

何事も最初からうまくいくわけではありません.試行錯誤しながら前進していくものです.人前で長時間話す機会を与えて下さった親神様には感謝しています.人前に慣れておくことは将来とても役に立つと思いますし,頑張ってその責務を果たしたいと思います.

同世代で教員とかやっている人は本当にすごいなぁと思いました.自分にはまだまだ荷が重いです.

自己紹介 

最初の自己紹介が古くなったので,更新します.

お道の人間としての立場は今のところ変わりません.
社会的な立場が少し変わりました.昨年度より,精神科病院で常勤の臨床心理士として働いています.今年度から看護学校の非常勤講師として臨床心理学を教えることになり,教育にも携わることになりました.講義などしたことのない自分にとってこれは大きな出来事で,非常にプレッシャーでありますが,こうした機会を与えてくださったのも親心,いずれはこの経験が人だすけの上に役立つと信じています.
宮崎先生はなぜあんなに人をひきつける話ができるのだろうと不思議で仕方がありません.自分もいずれは彼同様,教会長兼心理臨床家にならせていただく予定です.色々な経験を積んでいきたいと思う今日この頃であります.

しばらくぶり・・・ 

1月半ほど放置してしまいました.
祖母はあの日,夜11時半頃,出直しました.
結局私が行ってから口をきくことはありませんでしたが,私がいたこと,そして伝えたことにはうなづいていましたし,最期に会えて本当によかったと思います.
私が3年前に亡くなった父の代わりとするならば,3人の子どもと夫に囲まれて布団の上で息を引き取ったことになります.幸せなことです.
翌27日が通夜で28日が告別式でした.そして,先日4月14日に50日祭を終えて,納骨となりました.50日祭では,雅楽をやらせていただきました.鳳笙1管でしたが,祖母のために吹けたことはよかったと思います.

50日ぶりですが,またボチボチ再開したいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします.
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