fc2ブログ

お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.
月別アーカイブ  [ 2010年06月 ] 

出産日記3 

私は、汗がびっしょりになりながら、ゆっくり分娩室に移動しました。
分娩室では、出産の準備をスタッフが準備しています。
ものすごく痛いのですが、波がおさまると不思議なことに冷静になり、意識がはっきりしました。
「あぁ・・・ドラマで観たことある光景だ・・・」
「果たして、筋肉がないのに、分娩台にあがれるだろうか・・・(笑)」など思いながら
私はゆっくり分娩台にあがりました。

波がくると、イライラもします。ゆっくり準備しているスタッフの人に
「早く産みたい!!早く準備して下さい!!!」と、大声をあげてしまいました・・・
→ちなみに、あとで、スタッフの皆さんに謝りました(笑)笑顔で許してくれました(笑)


私は、この時、すでに産みたくて仕方がなかったのです。

不思議です。呼吸法は助産師さんから学んでいましたが、産み方?は初産なので知らないはずなのに、体が自然と産み方を知っているようでした。
男性や出産未経験の人には、伝わりにくいかもしれませんが・・・とにかく産みたいのです。

「これもご守護だ。をびや許しをいただいているのだから大丈夫だ!」
そう思った瞬間、体の力が抜け、産む力が湧いてきたように思います。
「ただ・・・主人が出産に立ち会えなかったら・・・」と主人が間に合わなかった時のことを心配しました。
同時に「こんな姿をみせて、まおさんは倒れないだろうか・・・」とも心配しましたが・・・(笑)

あとは助産師さんの指示に従って、いきむしかありません。いきみかたも知りませんでしたが、なんとかできるものなのですね。これも不思議です。

何回かいきんだあと、主人が白衣に着替えている姿が目に入りました。

「良かった!!間にあったね!!」
そう声をかけたかったのですが・・・そんな余裕もなく、産みたい波はやってきます。

いきんだ後、ふっと力を抜くと、腰が引きちぎられそうな痛みになります。「痛い!」と私は思わず口にしていたようです。
しっかり呼吸をしていないといけない!
わかっているのですが、これが難しい・・・

そうこうしている間に、赤ちゃんの心拍が落ちはじめました。
「酸素マスク!!早くつけて!」と助産師さんが指示します。
私は酸素マスクをつけられ、思い切り呼吸し酸素を体に入れることを指示されました。

赤ちゃんの心拍がさがると、帝王切開に切り替えられることがあると聞いていたので、それだけは避けたい!
赤ちゃんも頑張って出てこようとしているのだから、母親の私が頑張らないでどうする!!
まおさんは私の隣で、手を握っていくれたり声をかけてくれたり、おさづけをしてくれていました。

あと2~3回のいきみで、産まれてほしい!!!!!

私は必死にいきみました。赤ちゃんの頭がでてきている感覚もわかりました。
あとは親神様が、良いようにして下さるだろう・・・
そう思った瞬間です。

ずるっという感覚?があり、産まれた!!とわかりました。まさに、引き出しのご守護です。
その後に、「おぎゃー!」という声が聞こえました。
隣をみると、主人が涙目で「よく頑張ったね!」と声をかけてくれていました。
その姿をみて、うれしくて、私も涙目になりました。

これまで色々なことがありました。突然の入院もあり、私の腕は点滴の跡だらけになりました。
筋肉もなくなりました。精神的にまいることもありました。
それでも、お道を信仰していたおかげで、プラス思考で勇んで過ごすことができたし、無事、安産にしていただきました。

そして、この経験を通して、一番思ったこと。
親のありがたみです。親が子を思う気持ちがわかりました。

特にこの日に関しては、母親のすごさ、ありがたさを痛感しました。

会長さん(義母)も、実母も、ずっと私に付きっ切りで腰をさすってくれました。
痛いときは、自然と2人の母を求めていました。そばにいてくれると安心するのです。
祖母も、前日の夜から様子がおかしいと気付き、そばにいてくれました。
高齢で、眠いだろうに、自分のことより子供のこと、孫のことを第一に考えてくれています。

私も、母親になりました。この3人の母から私はこの日だけでも、たくさんのことを学びました。
皆、こうして産まれてくるのだなと思うと、人の命の尊さを感じました。
同じことを、子供や孫にしていってあげたいです。

ところで、主人もすすめていますが、をびや許しは本当にすごいです!!!!
ちょうど良いように安産させていただけます。
出産の後の、回復もおかげさまでとても良いようです。
是非おすすめします。

スポンサーサイト



FC2カウンター
最近記事とコメント
気軽にコメントください.
全ての記事+過去ログ

2015年 12月 【4件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【3件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【3件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【2件】
2014年 03月 【2件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【2件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【3件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【2件】
2013年 05月 【4件】
2013年 04月 【4件】
2013年 03月 【2件】
2013年 02月 【1件】
2013年 01月 【5件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【3件】
2012年 10月 【3件】
2012年 09月 【2件】
2012年 08月 【5件】
2012年 07月 【4件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【4件】
2012年 04月 【6件】
2012年 03月 【9件】
2012年 02月 【9件】
2012年 01月 【12件】
2011年 12月 【15件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【13件】
2011年 09月 【10件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【14件】
2011年 06月 【12件】
2011年 05月 【17件】
2011年 04月 【38件】
2011年 03月 【41件】
2011年 02月 【42件】
2011年 01月 【20件】
2010年 12月 【18件】
2010年 11月 【15件】
2010年 10月 【12件】
2010年 09月 【14件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【11件】
2010年 06月 【14件】
2010年 05月 【21件】
2010年 04月 【14件】
2010年 03月 【19件】
2010年 02月 【16件】
2010年 01月 【15件】
2009年 12月 【16件】
2009年 11月 【16件】
2009年 10月 【15件】
2009年 09月 【19件】
2009年 08月 【17件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【18件】
2009年 05月 【20件】
2009年 04月 【17件】
2009年 03月 【15件】
2009年 02月 【14件】
2009年 01月 【23件】
2008年 12月 【22件】
2008年 11月 【16件】
2008年 10月 【23件】
2008年 09月 【22件】
2008年 08月 【20件】
2008年 07月 【28件】
2008年 06月 【23件】
2008年 05月 【20件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【28件】
2008年 02月 【26件】
2008年 01月 【27件】
2007年 12月 【24件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【34件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【30件】
2007年 05月 【33件】
2007年 04月 【35件】
2007年 03月 【45件】
2007年 02月 【37件】
2007年 01月 【39件】
2006年 12月 【36件】
2006年 11月 【27件】
2006年 10月 【37件】
2006年 09月 【24件】
2006年 08月 【20件】
2006年 07月 【16件】
2006年 06月 【21件】
2006年 05月 【13件】
2006年 04月 【6件】
2006年 02月 【5件】
2006年 01月 【6件】
2005年 12月 【9件】
2005年 11月 【5件】
2005年 07月 【1件】
2005年 06月 【2件】
2005年 03月 【2件】
2005年 02月 【4件】
2005年 01月 【12件】
2004年 12月 【9件】

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
無料カウンター