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お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.
月別アーカイブ  [ 2013年04月 ] 

あいこの妊娠 

昨年の9月18日,長男とあいこに以下のようなやりとりがありました.

「お母さんのおなかのなかに赤ちゃんいるよ」
分かるの?
「うん」
K(末弟の嫁)ちゃんのこと?
「Kちゃんのおなかのなかにも赤ちゃんいるよ」
男の子?女の子?
「おんなのこ」
お母さんのおなかのなかは?
「おとこのこ」
長男くんの弟ってこと?
「うん」


突然言い出した長男のこの言葉に私たち夫婦は期待を持ちました.確かに末弟の嫁さんは妊娠していたのです.子どもは不思議な力を持つとも言いますし,長男の言葉通り妊娠しているということはありえると思いました.その後,何日か経った後,検査薬で陽性となり,産婦人科で妊娠が分かりました.長男の予言が当たったことに驚きましたが,それ以上に待望の第二子が授かったということで会長をはじめ私たち家族は喜びました.まわりでは,長兄と末弟の嫁さんが同じく妊娠しており,その2人は同級生となることが分かっていました.予定日が5月21日でしたので,それに次いで同級生というわけにはいきませんでしたが,長男にとっても嬉しい初のきょうだいです.

まず子どもを授けてくださった親神様にお礼を申し上げ,同時にあいこの体質を考え,毎日のおさづけが始まりました.長男のときにはひどいつわりに切迫流産,切迫早産,28週での入院,そして36週での早産という身上をお与えいただいています.たいていの人は1人目同様2人目も切迫傾向になりやすいとも言います.意外と大丈夫なのではないかとの思いもありましたが,やはりこの機会に夫婦の心づくりを神様は咳き込んでおられるようで,病院では下がりやすい体質と胎盤周りの出血を指摘され,子宮頚管無力症との診断までもらって10月3日よりあいこは自宅安静生活となりました.まだまだ甘えたい年頃の長男もいるので,入院だけは避けたいということもあって,重たいものは持たず(もちろん13kgの長男もお母さんの抱っこはなし!),食事もよほど調子のいいとき以外は3食部屋に運ぶ生活となりました.じきに台所までも歩けなくなり,部屋からほとんど出ない生活になりましたけどね.今まであいこがやっていた分のかなりの部分を私が引き受けることとなったため,私もすごく忙しくなりましたし,会長や次弟にもたくさん協力してもらうことになったのです.

神様より見せられた身上の中で私たちが悟ったことはいくつかあります.悟りは神様が身上に知らせてくださる親心を個人が自らの心の成人につながるよう解釈するということが大事であると思いますので,思案の仕方は人それぞれと思います.私たちの理解の仕方が絶対正しいということはありえませんし,また間違っているということも分かりません.大事なことは「節より思案し今よりも成人させていただく」ということだと思います.

神様は私たちに分かりやすいように悟りやすいように知らせてくださるわけですから,まずは見せられた状況自体がその鍵となると私は思っています.長男のときも同じ悟りをしたように思いますが,時間が経つと忘れてしまうもの,忘れるとまた知らせてくださる.胎児が胎児にとっての家である子宮に必要な期間おさまっているべきなのがおさまっていられるかどうか分からないという不確実な状況は,まさに私たち夫婦がゆくゆく教会を預からせていただくための心づくり,器づくりの姿に現れているのかなと思いました.そこをしっかり押さえれば守っていただけるのではないかと.おやさまの仰る優しく素直な低い心に成人させていただくことはもちろんのことですが,会社勤めをしていようとも本分は教会の御用であり,中心に置くべき部分を見誤らないことが大事なのだろうと思わせていただきました.教会におさまる,それが胎児が子宮におさまることとリンクしているに違いないと思いました.それぞれの心がけとしては言葉でつなぐこと,間をつなぐことが肝要と夫婦で話し合いました.

妊娠初期より早産を防ぐために子宮口を結ぶ手術の提案が主治医からありましたが,胎盤付近の出血がなかなかおさまらず,手術の刺激がストレスとなって流産する可能性もあり,なかなか手術に踏み切ることができませんでした.また,子宮内にポリープが見つかり,投薬でやっつけたのですが,これも流産の可能性があるゆえ丁寧に診察をする過程で見つかったことですので,大難小難,どんなことにも親神様のご守護はあるのだと思いました.出血がおさまってからもリスクはゼロではないとのことでしたので,相談した結果,手術はせずに絶対安静生活を続ける選択をしました.ただ早産の可能性は高まるし,入院しなかったら奇跡くらいに思っておいた方がいいと言われました.

18週の診察で早くも性別が判明し,なんと第二子も男の子であるという報告がありました.近所の同級生は皆女の子ですので,年の近い男の子ができるのは父としても嬉しいです.私自身男5人兄弟で育っていますので,全部男でもいいと思っていたくらいです.

元旦に20週を迎え,おぢばの大祭に帰り,をびや許しをいただく予定でしたが,長男がノロウイルスにかかり行けなくなったので会長にお願いし,帰宅後,あいこはさっそく身持ちの御供をいただきました.あいこに感染ってはいけないと実家に帰したのですが,後日あいこも嘔吐が始まり,次の診察には40mmあるのが望ましい子宮頚管が35mmになってしまいました.25mmになったら入院と主治医からは宣告されているので2週間に一度の診察はいつもヒヤヒヤものです.それでもまた38mmに持ち直し,その後は徐々に下がってきて3月下旬の段階で28mmと残り3mmにまで迫りましたが,4月5日,33週と3日の診察で30mm弱とのことで,なんとか入院せずに教会で安静生活を送ることができています.

次回は4月19日ですが,ここまで持てばもう入院せずにいけるんじゃないかとの主治医の言葉もあり,親神様のご守護に感謝すると共に,やはり家族,実家の協力なくしてはできないことですので,周りの人にも本当に感謝しています.長男も10月より抱っこしてもらえない中,よく頑張っています.随分お父さん子にもなりましたが,やはりお母さんに勝るものはないようです.

予定日は5月21日ですが,長男もひと月近く早く生まれています.36週以上は迎えたいので,十分な大きさまでおなかの中でお育ていただき,然るべきときに無事生まれさせていただけるといいです.そのためにも,引き続き神様の方に心を向けて勇んで通らせていただきたいと思います.


長男の妊娠・出産に関してはこちらをお読みください.
長男の妊娠・出産(1)
長男の妊娠・出産(2)
長男の妊娠・出産(3)
長男の妊娠・出産(4)
長男の妊娠・出産(5)
長男の妊娠・出産(6)
長男の妊娠・出産(7)
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