すべての事象は親神様からの賜物ですが,親神様はバランスということを考えられるようです.このたとえ話もとても面白かったので綴ります.
自分には見えないけれども,神様から見ると人の心には皆天秤がついているようです.左右はどちらでもいいのですが,仮に左側は中心が自分にある世界としましょう.右側は中心は他者にある世界です.この天秤は自己中心的な行いをすることで左の皿に重りが載せられ,右の皿には他者のために行動することで重りが載せられていきます.
たとえば,自分のことばかり考えていて,他人のことなんぞ知ったこっちゃないと思っている人がいたとすると,その人の天秤は左ばかりが重くなっていき傾いていきます.親神様はバランスのとれた状態が好きなので,左に傾いているときには左の重りを減らすためにお手紙(身上や事情)をくださることで重りを減らしてくれます.そこで,自分の心遣いに気付いて他人のために行動できればいいですが,気付かないまま自分のことばかり考えて行動しているとまた左に傾き,また重りを減らすために身上をいただき・・・と繰り返します.つまり,神様は引き算をすることでバランスをとってくださっているのです.親神様は親心からすべての人間に互いにたすけあって陽気にくらしてほしいと思うゆえから,親切に知らせてくださるのですね.
反対に,自分のことは置いておいて他者のために心を遣い行動できると右側が重くなり右に傾いていきます.親神様はバランスのとれた状態が好きなので,右に傾いているときには左の重りを増やすためにご褒美をくださることで左右のバランスととってくださいます.人のために動いていると,天秤は右に傾き,神様は左の重りを増やすためにご褒美をくださり,さらに人のために動くと,また左の重りを増やすためにご褒美をくださり・・・となるのです.つまり,神様は足し算をすることでバランスをとってくださっているのです.人のためを思って動いていると,損をしたようで実は自分にとって好ましいことが起こってきて結果的に得をするのかもしれません.
このことからどんなことが言えるでしょうか.「自分のことは構わずとにかく人様のために動いて喜んでもらえるよう心を遣っていけば,自然と自分にとっていいような状態に成ってくる」ということだと言えるでしょうか.これを「人をたすけてわが身たすかる」と呼ぶそうです.
人は互いに立て合って陽気にくらすよう作られているのですから,その通りにすればそう成ってくるのは神様の目から見れば当然なんでしょうね.私たち人間はそれに気付かずに過ごしていたり,気付いていてもつい忘れてしまったりと・・・.だから信仰を通して神様とつながっていくことが大切なんだと思い,なるほどと感心しながら聞かせていただきました.
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天秤の話、すごく印象的だったのを覚えています。こうやって文章にしてもらえると復習にもなり、私自身も考えさせられます。
ちゃんとblog毎日読んでますよ(笑)可能な限りコメントしていきますね!