fc2ブログ

お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

神様にしか見えない天秤 

すべての事象は親神様からの賜物ですが,親神様はバランスということを考えられるようです.このたとえ話もとても面白かったので綴ります.

自分には見えないけれども,神様から見ると人の心には皆天秤がついているようです.左右はどちらでもいいのですが,仮に左側は中心が自分にある世界としましょう.右側は中心は他者にある世界です.この天秤は自己中心的な行いをすることで左の皿に重りが載せられ,右の皿には他者のために行動することで重りが載せられていきます.

たとえば,自分のことばかり考えていて,他人のことなんぞ知ったこっちゃないと思っている人がいたとすると,その人の天秤は左ばかりが重くなっていき傾いていきます.親神様はバランスのとれた状態が好きなので,左に傾いているときには左の重りを減らすためにお手紙(身上や事情)をくださることで重りを減らしてくれます.そこで,自分の心遣いに気付いて他人のために行動できればいいですが,気付かないまま自分のことばかり考えて行動しているとまた左に傾き,また重りを減らすために身上をいただき・・・と繰り返します.つまり,神様は引き算をすることでバランスをとってくださっているのです.親神様は親心からすべての人間に互いにたすけあって陽気にくらしてほしいと思うゆえから,親切に知らせてくださるのですね.

反対に,自分のことは置いておいて他者のために心を遣い行動できると右側が重くなり右に傾いていきます.親神様はバランスのとれた状態が好きなので,右に傾いているときには左の重りを増やすためにご褒美をくださることで左右のバランスととってくださいます.人のために動いていると,天秤は右に傾き,神様は左の重りを増やすためにご褒美をくださり,さらに人のために動くと,また左の重りを増やすためにご褒美をくださり・・・となるのです.つまり,神様は足し算をすることでバランスをとってくださっているのです.人のためを思って動いていると,損をしたようで実は自分にとって好ましいことが起こってきて結果的に得をするのかもしれません.

このことからどんなことが言えるでしょうか.「自分のことは構わずとにかく人様のために動いて喜んでもらえるよう心を遣っていけば,自然と自分にとっていいような状態に成ってくる」ということだと言えるでしょうか.これを「人をたすけてわが身たすかる」と呼ぶそうです.

人は互いに立て合って陽気にくらすよう作られているのですから,その通りにすればそう成ってくるのは神様の目から見れば当然なんでしょうね.私たち人間はそれに気付かずに過ごしていたり,気付いていてもつい忘れてしまったりと・・・.だから信仰を通して神様とつながっていくことが大切なんだと思い,なるほどと感心しながら聞かせていただきました.
関連記事
スポンサーサイト



あれから1週間。早いですね。
天秤の話、すごく印象的だったのを覚えています。こうやって文章にしてもらえると復習にもなり、私自身も考えさせられます。
ちゃんとblog毎日読んでますよ(笑)可能な限りコメントしていきますね!
[ 2009/09/03 23:24 ] [ 編集 ]
天秤のお話、自分にとても当てはまります。
人助けの為にこの仕事をさせて頂いているのに
私も他人と自分を比べて不満不足を言ってしまう
勝手な心使いをしてしまいます。反省反省!!
でも毎日の生活の中で現実に見せて頂く事は
親神様からのメッセージ「心使いを直しなさい」
「優しい強い人になりなさい」陽気くらしをするために
御教えなんですよね。
私も親神様からご褒美を頂ける様に心使いを治さないと
[ 2009/09/04 18:23 ] [ 編集 ]
>あいすけさん
あいすけさん,こちらでは初めましてですね.コメントありがとうございます.おぢば帰りから1週間経ちましたか.私の感覚ではまだ1週間という感じです.ずいぶん前に帰ったような感じがしています.
blog毎日読んでますとのことで嬉しく思います.できれば毎日のぞいてくれると嬉しいです.更新がなかったときには,どうぞ代わりに過去記事を1つ読んでくださいませ(笑)コメントもどしどしお待ちしています.今後ともよろしくです.

>おたんこナースさん
私も同様よくあります.まずはそれに気付くことが大事だと思いますので,気付こうという姿勢を忘れずにいたいと思います.できれば他者中心のほうに天秤が傾くといいです.
[ 2009/09/04 22:26 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
FC2カウンター
最近記事とコメント
気軽にコメントください.
全ての記事+過去ログ

2015年 12月 【4件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【3件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【3件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【2件】
2014年 03月 【2件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【2件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【3件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【2件】
2013年 05月 【4件】
2013年 04月 【4件】
2013年 03月 【2件】
2013年 02月 【1件】
2013年 01月 【5件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【3件】
2012年 10月 【3件】
2012年 09月 【2件】
2012年 08月 【5件】
2012年 07月 【4件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【4件】
2012年 04月 【6件】
2012年 03月 【9件】
2012年 02月 【9件】
2012年 01月 【12件】
2011年 12月 【15件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【13件】
2011年 09月 【10件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【14件】
2011年 06月 【12件】
2011年 05月 【17件】
2011年 04月 【38件】
2011年 03月 【41件】
2011年 02月 【42件】
2011年 01月 【20件】
2010年 12月 【18件】
2010年 11月 【15件】
2010年 10月 【12件】
2010年 09月 【14件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【11件】
2010年 06月 【14件】
2010年 05月 【21件】
2010年 04月 【14件】
2010年 03月 【19件】
2010年 02月 【16件】
2010年 01月 【15件】
2009年 12月 【16件】
2009年 11月 【16件】
2009年 10月 【15件】
2009年 09月 【19件】
2009年 08月 【17件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【18件】
2009年 05月 【20件】
2009年 04月 【17件】
2009年 03月 【15件】
2009年 02月 【14件】
2009年 01月 【23件】
2008年 12月 【22件】
2008年 11月 【16件】
2008年 10月 【23件】
2008年 09月 【22件】
2008年 08月 【20件】
2008年 07月 【28件】
2008年 06月 【23件】
2008年 05月 【20件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【28件】
2008年 02月 【26件】
2008年 01月 【27件】
2007年 12月 【24件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【34件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【30件】
2007年 05月 【33件】
2007年 04月 【35件】
2007年 03月 【45件】
2007年 02月 【37件】
2007年 01月 【39件】
2006年 12月 【36件】
2006年 11月 【27件】
2006年 10月 【37件】
2006年 09月 【24件】
2006年 08月 【20件】
2006年 07月 【16件】
2006年 06月 【21件】
2006年 05月 【13件】
2006年 04月 【6件】
2006年 02月 【5件】
2006年 01月 【6件】
2005年 12月 【9件】
2005年 11月 【5件】
2005年 07月 【1件】
2005年 06月 【2件】
2005年 03月 【2件】
2005年 02月 【4件】
2005年 01月 【12件】
2004年 12月 【9件】

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
無料カウンター