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お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

路傍講演原稿 

未読の方はまず以下をお読みください.
三日講習会Ⅲ

三日講習での路傍講演の記事です.当時は懸命に書きましたので気付きませんでしたが,今読み返すと修正点はたくさんあります.ほとんどの人が聞いていませんでしたが,心は勇んでたように思います.最寄り駅でもそのうちさせていただきたいと思っているところですが,いつからかは未定です.

私には今妊娠6ヶ月になる妻がいます.無事元気な赤ちゃんが生まれることを願うばかりですが,お道では「をびや許し」という安産の願いがあります.私の信心する神様は親神様と申し上げますが,親神様を信じて凭れきっていれば,出産も何も危ないことはなく,安産のご守護がいただけると言われています.事実,わたしも母のをびや許しを経て無事生まれさせていただき,今日に至っているわけです.15日に私もをびや許しをいただく予定です.をびやさえいただげば安産は間違いはありません.では,何故をびや許しには安産のご守護があるのでしょうか.

私たち人間はそれぞれ父・母より生まれたことはご存知のことと思いますが,それは親から言われたことをそう信じているだけで誰もこの目では見ていません.私たちの親々を含めて元々の人間の親は誰なのか,そもそも人間はいかしにして作られたのか,ということを知らない方は多いと思います.親神様は私たち人間が陽気にくらす姿を見て共に楽しみたいゆえから,私たち人間を作られました.ですから,私たち人間の元の親なわけです.それを教祖であるおやさまを通して教えられたのがお道です.親がそう教えたのですから子である私たちはそれを疑う術はありません.創造主である親ですから,子どもを無事生まれさす方法も知っていて私たちに教えてくださっているわけです.神様が教えてくださったのはそれだけではありません.人がどう生きれば人生を明るく楽しく過ごせるかも教えてくださっています.

私たちのこの身体は神様からのかりものであります.かりものですから病気もしますし怪我もしますし,いつかはお返ししなければなりません.心一つが我がの理と教えられ,心だけが自分のもので思い通りに使えるのです.自由に使える心で私たちはどんな心遣いもできます.好き勝手に振舞うもよし,利益ばかりを求めるもよし,人を思いやるもよしです.しかし,人間が陽気ぐらしという皆が明るく楽しくたすけあって過ごすために作られたことを考えれば,どんな使い方をするのが神様の思いにかなうのかは明らかですね.そうです,この心を我さえよくばと自分勝手に使うのではなく,人のために使い,皆が仲良く気持ちよくくらせるような使い方をさせていただけばよいのです.この世は親神様が作られた天然自然の理によって成り立っています.人のためにこの心と身体を使わせていただくことが理にかなった生き方であり,それを心がけることで自分自身にもあらゆる面でよい巡り合わせがやってくるようになります.「まいたるたねはみなはえる」という言葉に教えられているように,人のためによい種をまかせていただくことが自分自身によい芽が出ることにつながるのです.これが自然の理であると言うことは皆さんも経験的に知っておられることと思います.りんごの種からみかんの実は成りません.りんごの種をまけば実るのはりんごなのです.

また,かりものである身体は自分の思い通りにはなりませんし,人生にも思い通りにならないことはあります.もし,病気や怪我,あるいはどうにもうまくいかないことがあったら,親神様の名前を思い出してください.かりものである身体に神様は印をつけて私たちにメッセージをくださっています.「よくやってくれているがもう少し皆が陽気に過ごせるよう成長してくれんか」という神様からの手紙として受け取ることで,いやなことであってもそれだけに終わらず,自分の心を振り返り,清く澄んだ心へと成長をしていくことができるのです.神様の思いに沿った心でいれば明るく楽しい幸せな人生が送れるので,言わばこの教えは幸せになるための道しるべと言えると思います.だからお道と呼んでいます.お道の教えを知り,皆様の心におさめていただくことで,人生は今まで以上に豊かなものになると思います.

生まれてくる子も今生きている人も親神様の目から見れば皆かわいいわが子,常に余すことなく注がれている親心に気付き,与えを喜び感謝し,幸せに過ごす道を歩むために是非お近くに教会がありましたら足を運んでみてください.

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