長男の妊娠・出産に関してのまとめ記事として綴ります.過去記事と重複する部分もあると思います.
妊娠~出産という一連の出来事は人間の力ではどうしようもないことがたくさんあり,人間の親である親神様にお任せするしかないというのを切に感じます.私たち夫婦に子どもが授かったのは一年ちょっと前のこと,秋の本部大祭に参拝させていただいたのですが,あいこの体調が思わしくなかったんです.帰ってきて翌日に近医を受診したところ,妊娠が発覚しまして,親神様に私たち夫婦の子どもをあいこの胎内に宿し込んでいただいたということが分かりました.嬉しかったですね.結婚して1年半が経ってましたから,そろそろ授かりたいなと思っていましたので,本当にありがたかった.しかし,同時に幾分かの戸惑いといいますか,自分に親となる資質があるのだろうかとか,生まれた子どもを自分はかわいいと思えるのだろうかいうことを感じました.父は25で父親となっていますが,子どもの頃見ていた父はとても頼もしく何でもできる万能的な人間のように見えていたもので,当時の父より5年も遅く親になるのに,自分はあまりにも未熟なのではないかと思いました.
しかし,出産までのこの期間は親になる前の心づくりの期間,親になる準備としてしっかり伏せこませていただくことで何か自覚といいますか変わってくるものもあるのかもしれないとも思いました.母になるあいこの方はきっと私のような単純な心理ではなかったと思います.女性は直接身体の中で子どもが育っていく,それも初めての子で,今まで味わったことのない感覚や思いがたくさん生じるでしょうから,喜びももちろんたくさんあるだろうけど不安もたくさんある,そんな心境だったと思うんです.
私たち夫婦はありがたいことに会長が元気に教会の御用をしてくれているおかげで,共につとめに出ていましたので,あいこも今まで通り仕事に行って,家では家事を手伝いということをしていたわけですが,やっぱり体調不良なときもあり,初めてで加減も分からないものですから,検診にいったときに子宮が下がり気味と言われた時には,とにかく神様が授けてくださった子どもを無事に生まれさせていただくことが何よりも優先と思い,切迫流産の診断書を書いてもらって1ヶ月ほど療養することにしたわけです.あまり負荷のかかる身体の動きが出来ない中での1ヶ月はかなり大変だったと思います.それでもよく辛抱して毎日の中に感謝を見つけてしっかりとつとめてくれました.胎教という言葉がありますが,この時期の親の心遣いは子どもに大きな影響を及ぼすので重要と教えられていますので,あいこも一生懸命お道の本を読んだり,まだいるんだかいないんだかわからない子どもに優しく話しかけたり,できる範囲の教会の御用をして,母としての心づくり,伏せ込みをしてくれました.
続く...
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