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長男の妊娠・出産(1)しばらく休んで流産の危険性がなくなったら,仕事に戻ったわけですが,元々赤ちゃんが子宮の下の方にいたので,やはり検診に行くと,赤ちゃんが下がってきているから無理はしないようにということを言われるわけです.無理はしないようにというのがまた曖昧でどっからが無理なんだということは正直思いましたが,できるだけ静かに歩く,疲れたら休むということを心がけて生活してもらいました.この時期の男ってのは特にやることがないので,何か嫁さんがしようとしていることの手助けをしたり代わりにやったりということくらいです.私たちお道の人間はやはり伏せ込みということが頭にありますから,いくらか意識的に勇んで色々なことにつとめようと努力したつもりですが,根が甘い性格なもんでどこまでできていたかは自分ではわかりません.
そうこうしているうちに,3日講習Ⅲの受講日が来まして,絶好のおぢばでの伏せ込みの機会と思い,勇んで行かせていただきました.そして,本当は一緒に行って話を聞けたらよかったのですが,あいこは安静にしてないといけませんので,私が帰りにをびや許しをいただいてきました.2月15日です.
おふでさきに
たいないゑやどしこむのも月日なり むまれだすのも月日せわどり(6号 131)
とあります.
子どもを授けるのも親神様のお働きでありますし,生まれ出すのも親神様の働きであります.人間を創造された親である親神様が人間のふるさとである元のぢばから出される安産の許し,人間宿し込みの場所であるぢばの一点にお供えしておつとめをした御供が働かないわけがない,親神様を信じて凭れていれば何の心配もない,これは絶対のものだと確信して帰ってきました.
3日後,またあいこの検診があり,子宮が収縮して赤ちゃんがこれ以上下に下がらないよう,はり止めなどいくつかの薬が処方されました.副作用の強い薬のようですが,どんなに辛くても飲んでくださいと言われたそうです.
ここからがまたあいこのたんのうの道の始まりでした.結構気持ち悪くなったり,手が震えたりなど副作用が強く,できれば飲みたくないだろうに,生まれてくる子どものためにとあいこは一生懸命辛抱し,ありがたいことを見つけて過ごしてくれたと思います.をびや許しをいただいているということもありましたので,きっと神様に凭れて通らせていただけば安産の御守護をいただけるという思いもあったので,このあたりは信仰者の強みかなとも思いました.あいこはよく勇んでましたね.特に印象に残っているが,おつとめの時間に会長と神殿に向かうとすでに太鼓の下にハッピと足袋を履いて座っているあいこがいたことがあったんです.冬の神殿はひどく寒くお腹を冷やしてはいけないのでずっとストーブの前でおつとめをしていたのですが,その日は暖かいからということで鳴り物をやることにしたのだそうです.「すごいな」と言うと「勇んでるからな」と言います.本当に明るく陽気な嫁さんをお与えいただいたことに感謝すると同時に,私自身もあいこに負けぬよう勇ませていただかないといけないと思いました.
続く...
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