お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

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飲みコミュニケーション 

お酒の飲み方で反省することがあったので,この機に旧ブログよりおさらいしておきます.

日本文化には飲みコミュニケーションは不可欠といっていいでしょう.

本音と建て前,封建的上下関係,個性や自由を発揮するよりも周囲に同調することをよしとする風潮などがあり,人と人がなかなか言いたいことを言い合えない人間関係が多くあるように思います.友人同士ならともかく社会に出るとこの傾向はより強くあると思います.
そんなとき,飲みコミュニケーションが役に立つのです.

上司が部下の本音を聞いてみたいのだがなかなか素面では聞き出せるものではない,じゃあ飲みにでも誘って聞いてみようという場合もあるでしょうし,親しくなりたいのだが恥ずかしいのでちょっとお酒を交えて緊張をほぐしながら話をしたいという場合もあるでしょう.また,伝えなければいけないことがあるのだが,なかなか言いにくいので酔ったついでに言ってしまおうという場合もあると重います.さらに歓送迎会や祝賀会など,堅いことは抜きにして,無礼講で,楽しく,といった場を作るのに飲みコミュニケーションは使われます.

アルコールの力を借りると一般に言葉が流暢になり気分もよくなるので,会話が弾み交流が活発になりますし,対人距離も近くなりますので,スキンシップが増え,ウマが合えばこれまであまり話したことのなかった人と急に親しくなれるチャンスでもあります.適度に飲んで適度に楽しむ分には大いに結構なのですが,度を過ぎるとしっぺ返しを食らってしまうことがいくつかあります.
①脱抑制による人格変化
②酔いの程度の相違(相手の気分とこちらの気分の相違)によるその場のコミュニケーションの不具合
③相手の「つもり」とこちらの「つもり」の不一致による後日コミュニケーションの不具合
④過剰なスキンシップによって抱かれる嫌悪感
コミュニケーションに関してはざっと思いつくのをあげるとこのあたりが主なものでしょうか.以下に解説を加えていきます.

①脱抑制による人格変化
文字通り抑制がきかなくなります.行動や発言が活発になったり,情緒的には興奮したり人によってはどっと泣いてしまったりなど自制心が欠如してきます.普段言えないようなことを言えそうな気になってしまったり(あるいは言ってしまったり),普段できないこともできそうな気がしたり(あるいはできちゃったり),その場に適した行動を選択するという判断力が乏しくなり,一見性格が変わったように見える人もいます.残りの②③④はすべてここから派生する問題といってもいいでしょう.

②酔いの程度の相違(相手の気分とこちらの気分の相違)によるその場のコミュニケーションの不具合
酔いの程度はその人の体質や飲むペースにもよります.自分が気分よくなっているからといって相手も同様に酔って気分がよくなっているとは限りません.相手も同様な酔いとノリであればいいのですが,相互にズレがあった場合に,相手に不快な気分を与えることがあります.こちらが酒の席の冗談のつもりで言ったことをそのように受け取られるとは限りませんので,相手がどの程度の気分なのかをよく把握しての行動が必要になるのですが,①で述べたように,すでに脱抑制で判断力が乏しくなっているともちろんそんなところまで気は回りません.

③相手の「つもり」とこちらの「つもり」の不一致による後日コミュニケーションの不具合
これは自分が飲みの席で交わした冗談や約束を相手がこちらの意図と同様に思っているとは限らないということです.こちらが饒舌に言葉を発し,約束を取り付けたと思っても相手は冗談としか思っていなかったり,反対にこちらが適当に言葉を合わせていたのを相手が本気にしていたりして,後日話が合わず嫌な思いをすることがあるだろうと思います.自分や相手が話したことを覚えていない,忘れているということもしばしばです.信用にも関わりますので気をつけたいところです(他人ごとではありませんが・・・).

④過剰なスキンシップによって抱かれる嫌悪感
日本文化の特性として欧米人のように日常生活におけるスキンシップというのはあまり歓迎されません.飲み会の席だから許される部分もありますが限度があります.もちろん,スキンシップは相互の親密感を深めるにはかなり有効なスキルです.同性・異性を問わず,非言語的な部分で相手に好意を伝えるよい手段でもあります.が,やはり度を過ぎたスキンシップは相手に不快感を与えます.特に異性には注意したいものです.

以上のように,アルコールは楽しく飲む分にはコミュニケーションを展開しやすくして親密さを深めるよい手段なのですが,度を過ぎると様々な弊害があるので飲む際には気をつけましょう.ニュースなどを見ていても思うことですが,どんなに評価されていても不思議なもので地に堕ちるのは一瞬です.信用などを失わないように気をつけたいものです.ここまで話してきたことはコミュニケーションについての部分ですが,根本的なルールとしてやはり「飲むなら乗らない」「乗るなら飲まない」を再度声を大にして言いたいと思います.それではほどほどにアルコールライフを楽しんでください.

ちなみに大学時代の恩師が「アルコールセラピー」という言葉をよく口にしていました.気分解放によるストレス発散,会話が主体になるので話を聞いてもらってすっきりするという部分にカタルシス効果,そしてその場の交流を楽しむことで自分がその場にいることが認められているという帰属感を得られることなどに治療的効果があるのかもしれません.ということは,意に反する飲み会や仕事での接待などは治療的効果は望めませんし,むしろストレスでしょう・・・.接待や上司に飲みに連れ回される人は和める飲み友達も作りましょう.


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