卒業式と聞いて思い出したことがあったので回顧録として綴ります.
あれは小学校6年生のことでした.
卒業式には卒業生による「呼びかけ・合唱」なるものがありまして,私のクラスもその練習をしていました.そんな時期のことです.
当時の担任が今ではありえないほどの暴力教師でして,私たち児童は彼の気分のままに行動させられていました.機嫌のいいときはにこにこ笑い,児童と遊ぶのですが,機嫌を損ねると一切口を利かず,私たちに自分の機嫌を取り戻すことを暗に強いるという今思うと理想化とこき下ろしの不安定な対人関係様式をもつ先生でした.私たちは彼のご機嫌をとるためのおもちゃのような存在でした.まぁそれは置いておいて,とにかくそれはそれは怖い先生だったわけです.
卒業式で合唱する唄をクラスで練習していたときのことです.
ふと先生が怒り出しました.
「誰か一人音程が外れている奴がいる!!」
私は「誰だよそいつー」と思いながら聞いていました.
しかし,指摘後も全然直ってなかったらしく,一列ずつ唄うことになりました.
「なんだよ,めんどくせーなー」と私は思います.
一列ずつ唄っていき,私の列の番がきました.
私は大きな声でいつも通り唄いました.
と,そのときです.
「お前だー!」と叫ぶ声が耳に入ります.
なんと!!先生が指差してお前呼ばわりしているのは私ではありませんか!!ガツーン!!
まさか自分だとは思わなかったので,すごくびっくりしました.
今まで自分が外れているなどとは思ってもみなくて,まるで他人事のように聞いていたのですから,そりゃあびっくり仰天です.しかもクラス全員の前でですからね.まぁ当時の私と言えばむやみに明朗快活で怒られても立たされてもにこにこしていたので,他の生活面に影響が出るということはなかったのですが.
その後,どうしたかは記憶にないのですが,この出来事以来,高校1年生になって初めて友人とカラオケに行くまで,人前で一人で唄を口ずさむことさえしなかったような気がするので,部分的に私の人生に影響を与えました.私の中ではなかなかどうしてショックな体験だったのかもしれません.
今となってはただの笑い話ですが.
そんな私でも大学時代は駅で弾き語りもしましたし,カラオケに行く機会があれば陽気に唄います.なんといっても教会の月次祭には毎月地方を陽気につとめさせていただいております.いやいや,あの頃が懐かしい限りです.
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「呼びかけ・合唱」は私も小学校の頃やりました!懐かしい・・・
自分が気にしていないことを周りから指摘されると、びっくり&ショックですよね~「お前だ!」といわれた後のことが非常に気になりますが・・・(笑)覚えていないところを見ると、その後はひどい体験では無かったのでしょう。カラオケなども抵抗無くしているようですし。児童期のショックな体験は、大人になった今でも苦しめることがありますからね。