今日は「摂食障害の認知行動療法」という講座を受けてきました.
案内には12:30~15:30と書いてあったのですが,受講してみると12:30~14:00の間違いだったようで,嬉しいような残念なような複雑な気持ちでした.この感覚は色々な人が体験する感覚と思いますが,勉強は必要なのだがやはりしんどいものだということを如実に表しているように思います.
講座の内容については専門的内容のため,特に綴りませんが,せっかくなので摂食障害ということについてごく簡単に述べておこうと思います.
摂食障害は文字通り食物を摂取することにおける障害であります.世間的には拒食症や過食症という言葉で知られているかと思います.
基本的には食行動や食に関する考え,ボディイメージの歪みです.拒食は食べない,過食は食べ過ぎる.どちらも食物が身体に吸収されるのを防ぐために自己誘発性の嘔吐を伴うことがあります.ボディイメージが歪んでいるので通常の人と痩せている,太っているの感覚が大きく異なり,圧倒的な肥満恐怖と痩せ願望に支えられて,痩せる努力をし続けます.思春期~青年期前期の女性に発症することが多く,病気との付き合いは長期に渡るのが一般的です.約1割の人は痩せの果てに死に至ります.多くの身体的・環境的デメリットがある中で,ある分野においてメリットがあるので(疾病利得),なかなか治らないのです.治ることは痩せている自分を捨てることでもあるので葛藤も大きいようです.
治療にはまず本人が治そうと思わないと難しく,本人だけでなく家族を巻き込んだ治療が必要なことが多いようです.本人や家族だけでなく,その治療に関わる医師や心理士などにも根気が必要と言われています.
綴ればもっとたくさんあるのでしょうが,とりあえずこのくらいで.興味を持たれた方はネットで調べてみてください.たくさん情報があると思います.
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