お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

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引き受ける心 

さなさんのコメントを受けて,過去記事から引っ張りたい記事があったので,加筆・修正して綴ります.

昨年の8月21日~24日にかけて書いた記事なのですが,高校の友人と電話で話した際に思ったのがきっかけでした.

彼女は当時,修養科を終えて教会へ戻り,今までやっていた仕事へ戻っていました.(この時世によく3ヶ月も休職もらえたなとまず関心しました.)そして,家を出ないで教会で尽くして偉いよという話をしていました.大抵の女性は時期が来れば嫁として他家に嫁ぐでしょうから,これまで育ててもらった両親に十分に孝行できるのは今が旬ということもあるのですが,それでも世の中には,それさえも疎ましく思う人もいます.それを思えば結構な娘さんだと思ったのです.

結婚についての話などもしまして,相手にも信仰を求めるかどうか訊くと,彼女は「そうでないと私が無理と思う.それに天理教を信仰してもいいというくらい私のこと好きになってくれる人じゃないと」と言いました.

それを聞いてもっともだなぁと思うわけです.お道の信仰によって支えられ育ってきた彼女ですし,今日の彼女というアイデンティティ,パーソナリティと信仰とを切り離すことは不可能です.信仰を持たなかったならば,きっと今の彼女とは違う人格が形成されていたでしょう.信仰とパーソナリティについては過去記事「信仰の本質~宗教というラベリングの影響」,「人をして宗教を知るということ(1)」,「人をして宗教を知るということ(2)」を閲覧ください.

ですから,彼女の伴侶となる相手には彼女の持つ信仰を認め,それを引き受ける心が必要になってきますし,彼女もその相手のもつ様々な要素を引き受ける心が必要になってきます.それは私も同様です.相手に引き受けてもらうには,教理を説くよりも(あまり説けませんが),まず日頃の生き方として自分が心がけていく必要があるのだと思います.時間のかかることですが,その中に伝わっていくものがあるのでしょう.その信仰によって培われたであろう人柄を通して引き受ける心は育んでいけるのかもしれません.

以前読んだお道の本にこんな話がありました.

教会の娘さんを嫁にもらいたいという男性がいまして,その男性は未信者の方でした.娘を嫁に出すときに父親は「何もいらん.ただうちは天理教の教会や.あんたが好きになったんは天理の教えの中で育った娘や.娘が好きなら娘の好きな天理の教えも好きになってはくれまいか」というようなことを言ったそうです.男性は別席を運び,よふぼくとなり,娘さんと結婚したとのことです.

このことは信仰に限ってではありません.自分が抱えているものすべてに言えることです.環境因,遺伝因,疾病,価値観,人は千差万別な特徴があります.そのひとつひとつが神様が選んでお与えくださったもの―いわば神様からのかりものであり,その人の担うべきものなのです.もちろん改善しうるものもありますが,親との同居・介護,慢性疾患,障がいなど現実的に解決策はなくその人が背負って引き受けていかなくてはならないものもあると思います.そうした相手が引き受けるものを(形を変えてでも)一緒に引き受けたいと思う心,そうした真実の心があるかどうかが大事だと思います.

お互いに相手に望む・求める心を持つのではなく,お互いに相手を取り巻くものを引き受ける心を持つことで自ずと寄り添い落ち着く勘所におさまるご守護もいただけるのかもしれません.これを読んでいる皆さんがそうした心を持った相手に出逢えることを,あるいはすでに出逢っていることを願ってやみません.

意外と量が多いのであと数回に分けて転載したいと思います.
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