未読の方は以下を閲覧ください.
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引き受ける心⇒
共に苦労を⇒
飾らない心で「引き受ける心」「共に苦労を」「飾らない心で」と結婚という縁について書いてきましたが,もう1つあげておきます.
この縁は刹那的なものではありません.一般的にはお互いの生が果てるまで続くものであります.人はよくも悪くも老いていくものです.当然老いの中で失われていくものもあり,また磨かれていくものもあります.老いを考えたとき,共に老いていくこと,老いても変わらずそばにいること,それを描けることも大事なことではないかと思います.
既述の引き受ける心と苦労を共にできることの延長線上でもあるのですが,どちらかが衰えて身体に不自由が出てきたとき,相手の目となり杖となり,その生活を支えていく,こうした支え合う心をお互いにもっていることが大事なのではないかと思います.
私はまだ独身ですし,経験してもいないことを知った風に書いても信憑性がないかもしれませんが,これまでお道の中で育ってきた価値観,そして今年2月まで健在だった祖父母の姿からこのように感じます.若い頃はそう思っていても年季を重ねるごとに忘れ去られていく人たちもあるかと思いますが,こうした夫婦の姿は子どもの結婚観にも大きく影響を与えます.繰り返しこのブログでも述べていることですが,親の生き方はそれほど子どもに強く影響するということです.
夫婦が仲むつまじく通っていれば,子どもはあたたかい環境で育ちますし,健全な将来像と人生観を描いていくことができます.反対に,いつも喧嘩ばかりしていると,暗い家庭になりますし,子どもは結婚に対して,あるいは異性に対してよいイメージをもてません.
ですから,新婚時期にとどまらず,その先の長い人生どんなときでも助け合い支え合っていける,そうした未来時間イメージの描ける相手を選ぶ必要があるのではないかと思います.
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