fc2ブログ

お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

心身相関(その1) 

心と身体は深いつながりがあると言われています.たとえば,心配や不安があると心臓がどきどきして手に汗をかきますし,カッとなれば血圧が上がり脈が早くなります.疲れたときにのびをすれば呼吸が落ち着き気分が和らぎます.このように,心と身体とは深いつながりがあり,心理的な刺激がすぐに自律神経系を伝って身体に反映され,身体に影響を与えるのです.(自律神経系とは心臓や胃腸など我々の意思に関わらず常に動いている部分です.)これを心身相関といいます.

「病は気から」という言葉があるのを大抵の人は知っていると思いますが,それはあながち嘘ではないのです.不安や心配事,気遣いなどでストレスがたまってくると,身体の働きのバランスが崩れ,食欲不振・不眠・頭痛・動悸・胃のもたれ・便秘や下痢などさまざまな症状がでるものです.

ところで,お道では「かしもの・かりものの理」にあるように,私たちの身体は親神様からのかりものであり,心ひとつが自分のものであると教えられています.身体はかりものであるため,自分で完全にコントロールすることはできません.「病の元は心から」と聞かされているように,心遣いひとつで身体の働きのバランスがいかようにも変わるのです.不調や病気は親神様からのお手紙だと聞かされていますので,身体の反応を通して私たち信仰者は自身の心遣いを知ることができます.そして,「ああそういえば・・・」と思い当たる節に気がつき,心を入れ替えると不思議なご守護をいただけるということが多々あるのです.

実はこのことは不調や病気を単なる不快な出来事として認知して生活するよりもプラスな考え方なのです.いやだなぁと思うだけだと,無意味なものになってしまうでしょうし,喜びを見つけることができません.しかし,不調や病気によって心の掃除をしてくれていると思えば,その不調や病気にも「意味」が生まれるのです.その意味を見つけることができたとき,人は心の掃除と共に成長を遂げることができるのです.

意味についてはこのブログでも何度か述べていますが,どんな中にも「親神様から求められる意味」があります.フランクル心理学的に言えば「人生から求められる意味」があるのです.身体の不調の際にはどうぞその意味を考えてみてください.

次回は心身相関を神様から私自身へのお手紙を通して考えます.


>>最後までありがとうございます.
>>読み終えたら1クリックお願いします⇒人気blogランキング
>>PCでご覧の方はこちらもクリックお願いします⇒日記@BlogRankingFC2 Blog Ranking
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
FC2カウンター
最近記事とコメント
気軽にコメントください.
全ての記事+過去ログ

2015年 12月 【4件】
2015年 10月 【2件】
2015年 09月 【2件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【2件】
2015年 06月 【1件】
2015年 05月 【1件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【1件】
2015年 01月 【3件】
2014年 12月 【3件】
2014年 11月 【1件】
2014年 10月 【3件】
2014年 09月 【2件】
2014年 08月 【2件】
2014年 07月 【1件】
2014年 06月 【1件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【2件】
2014年 03月 【2件】
2014年 02月 【3件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【3件】
2013年 11月 【2件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【2件】
2013年 08月 【3件】
2013年 07月 【2件】
2013年 06月 【2件】
2013年 05月 【4件】
2013年 04月 【4件】
2013年 03月 【2件】
2013年 02月 【1件】
2013年 01月 【5件】
2012年 12月 【3件】
2012年 11月 【3件】
2012年 10月 【3件】
2012年 09月 【2件】
2012年 08月 【5件】
2012年 07月 【4件】
2012年 06月 【2件】
2012年 05月 【4件】
2012年 04月 【6件】
2012年 03月 【9件】
2012年 02月 【9件】
2012年 01月 【12件】
2011年 12月 【15件】
2011年 11月 【10件】
2011年 10月 【13件】
2011年 09月 【10件】
2011年 08月 【12件】
2011年 07月 【14件】
2011年 06月 【12件】
2011年 05月 【17件】
2011年 04月 【38件】
2011年 03月 【41件】
2011年 02月 【42件】
2011年 01月 【20件】
2010年 12月 【18件】
2010年 11月 【15件】
2010年 10月 【12件】
2010年 09月 【14件】
2010年 08月 【11件】
2010年 07月 【11件】
2010年 06月 【14件】
2010年 05月 【21件】
2010年 04月 【14件】
2010年 03月 【19件】
2010年 02月 【16件】
2010年 01月 【15件】
2009年 12月 【16件】
2009年 11月 【16件】
2009年 10月 【15件】
2009年 09月 【19件】
2009年 08月 【17件】
2009年 07月 【15件】
2009年 06月 【18件】
2009年 05月 【20件】
2009年 04月 【17件】
2009年 03月 【15件】
2009年 02月 【14件】
2009年 01月 【23件】
2008年 12月 【22件】
2008年 11月 【16件】
2008年 10月 【23件】
2008年 09月 【22件】
2008年 08月 【20件】
2008年 07月 【28件】
2008年 06月 【23件】
2008年 05月 【20件】
2008年 04月 【30件】
2008年 03月 【28件】
2008年 02月 【26件】
2008年 01月 【27件】
2007年 12月 【24件】
2007年 11月 【27件】
2007年 10月 【34件】
2007年 09月 【28件】
2007年 08月 【31件】
2007年 07月 【30件】
2007年 06月 【30件】
2007年 05月 【33件】
2007年 04月 【35件】
2007年 03月 【45件】
2007年 02月 【37件】
2007年 01月 【39件】
2006年 12月 【36件】
2006年 11月 【27件】
2006年 10月 【37件】
2006年 09月 【24件】
2006年 08月 【20件】
2006年 07月 【16件】
2006年 06月 【21件】
2006年 05月 【13件】
2006年 04月 【6件】
2006年 02月 【5件】
2006年 01月 【6件】
2005年 12月 【9件】
2005年 11月 【5件】
2005年 07月 【1件】
2005年 06月 【2件】
2005年 03月 【2件】
2005年 02月 【4件】
2005年 01月 【12件】
2004年 12月 【9件】

FC2カウンター
現在の閲覧者数:
無料カウンター