心と身体は深いつながりがあると言われています.たとえば,心配や不安があると心臓がどきどきして手に汗をかきますし,カッとなれば血圧が上がり脈が早くなります.疲れたときにのびをすれば呼吸が落ち着き気分が和らぎます.このように,心と身体とは深いつながりがあり,心理的な刺激がすぐに自律神経系を伝って身体に反映され,身体に影響を与えるのです.(自律神経系とは心臓や胃腸など我々の意思に関わらず常に動いている部分です.)これを心身相関といいます.
「病は気から」という言葉があるのを大抵の人は知っていると思いますが,それはあながち嘘ではないのです.不安や心配事,気遣いなどでストレスがたまってくると,身体の働きのバランスが崩れ,食欲不振・不眠・頭痛・動悸・胃のもたれ・便秘や下痢などさまざまな症状がでるものです.
ところで,お道では「かしもの・かりものの理」にあるように,私たちの身体は親神様からのかりものであり,心ひとつが自分のものであると教えられています.身体はかりものであるため,自分で完全にコントロールすることはできません.「病の元は心から」と聞かされているように,心遣いひとつで身体の働きのバランスがいかようにも変わるのです.不調や病気は親神様からのお手紙だと聞かされていますので,身体の反応を通して私たち信仰者は自身の心遣いを知ることができます.そして,「ああそういえば・・・」と思い当たる節に気がつき,心を入れ替えると不思議なご守護をいただけるということが多々あるのです.
実はこのことは不調や病気を単なる不快な出来事として認知して生活するよりもプラスな考え方なのです.いやだなぁと思うだけだと,無意味なものになってしまうでしょうし,喜びを見つけることができません.しかし,不調や病気によって心の掃除をしてくれていると思えば,その不調や病気にも「意味」が生まれるのです.その意味を見つけることができたとき,人は心の掃除と共に成長を遂げることができるのです.
意味についてはこのブログでも何度か述べていますが,どんな中にも「親神様から求められる意味」があります.フランクル心理学的に言えば「人生から求められる意味」があるのです.身体の不調の際にはどうぞその意味を考えてみてください.
次回は心身相関を神様から私自身へのお手紙を通して考えます.
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