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お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

親神とはいかなる神か? 

この手の教理の本質の部分を未熟な私が記述するのは畏れ多いのですが,ブログの読者は信仰者に限らない故から,お道にとって欠かせない部分を記述していくこともまた必要であると思います.しかしながら,当ブログに於いて記述するのは「まお」という一人の人間であり,その人間思案ゆえから誤った記述をすることもまたあるかと思います.それを予めご理解の上,教理に関する記事は閲覧いただければと思います.

まずこの疑問に答えるには立教から記述する必要があるように思います.

天保9年(1838年)10月26日がその始まりなのですが,天保といえば享保・天明に続く江戸三大飢饉の1つであり,大飢饉の影響で前年の天保8年にはご存知「大塩平八郎の乱」も起こり,各地で打ちこわしや一揆などが続発した時期でもありました.立教に関して民俗学や宗教学的視点から色々研究がなされているようで,大学の頃に習った覚えがあります.

立教の日,大和の国庄屋敷村(現奈良県天理市)の中山みきという女性に親神様は天降ったと言われています.中山みきの口を通して「我は元の神・実の神である.この屋敷にいんねんあり.このたび世界いちれつをたすけるために天降った.みきを神の社にもらいうけたい」との啓示があり,これが天理教の始まりとなったと聞かされています.

そしてこの啓示にタイトルの疑問への回答があるのではないかと思います.親神様(親神天理王命)はご自身を「元の神・実の神」と仰せになっております.「元の神」とはもんかたない(何もない)ところから人間をはじめすべての物をお創りくだされたという始まりの神であります.何のために創られたかと言いますと,人間が陽気ぐらしをするのを見て共に楽しみたい故からです.「実の神」とは,私たち人間をはじめすべてのものを創造して以来,人間にその創造の目的である陽気ぐらしをさせてやりたいために今も私たちをご守護くださる真実の神であります.

したがって,端的に述べるならば,親神様とは人間を創造され,以来私たちを守ってくださっている神様ということになるかと思います.そして,「いちれつ兄弟」と教えられているように,人類は皆親神様からすればかわいいわが子であり,我々から見れば親であります.

親であるゆえ,子どもの成人(成長)を期待されています.親となった方ならば経験済みのこととは思いますが,子どもかわいいゆえから子どもをほめることもありますし叱ることもあります.手を差し伸べて助けてあげることもあれば,手を差し伸べたいのをこらえて子どもが自分で達成するのをじっと辛抱して見守ることもあると思います.

今まさに苦難のその最中にある子どもからすれば「何で助けてくれないの?」と思うことも多々ありますが,その優しさから厳しさまでのスペクトラムの中で一貫して存在し続ける「子どもかわいいゆえの親心」があり,それが自分のためであったということが分かる日もまたやってくるのです.そして,そのことが成長と共に分かってくるのが大抵の人の感覚であると思います.

親神様のお働きも同様です.先述の通り神からすれば我々はかわいい子どもであり,ときには厳しい困難に直面させることもありますが,どんな中にあっても一貫して存在し続ける「親心」があり,いつも我々をご守護くださっています.大抵の親がわが子ををいつになっても気遣っていることを我々は知っているように,親神様も同様なのであります.苦難の道中があったにしてもそのことの中にあたたかい親心があったことが分かる日が来るのです.さらに,成人してくれば今まさに訪れている苦労の中にも親心を感じることができ,喜びの日々を送ることができるでしょう.

ですから,タイトルの答えとなる言葉を今現在の私の言葉で簡潔に綴るのであれば,「我々人間を創造された親なる神であり,いかなる状況にあっても我々子どもの成長を期待し,お守りくださる神様である」と表現できるでしょうか.
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なんだか…大学時代が思い出されて、懐かしい気持ちになりました。
[ 2006/10/24 00:02 ] [ 編集 ]
こうやって文章にまとめることによって、
いろいろと考えたり、考えがまとまったりするのでしょうね。
先日、遅まきながら、確か講談社から出ている、
「いのち永遠に~教祖中山みき」という本を
途中まで読んだのですが、他の世界宗教との比較で
書いてあって、なかなか面白かったです。
神様の親心等、私たちが当たり前に感じていることが、
世界の宗教の中では決して当たり前な事ではないんだと
気がつきました。
もし時間があったら読んでみると面白いと思います。
[ 2006/10/24 20:56 ] [ 編集 ]
>りんさん
確かに,天理教学Ⅰは必修だったから信仰者でなくても受けてましたよね.よい教えですので,また色々吸収してください.

>さなさん
そうなんです.こうして文章にすることによって,色々整理されるんです.この作業を通して色々勉強しようと思っています.
オススメいただいた本,わがやにもあるかもしれませんのでちょっと探してみます.他宗教との比較というのが面白そうですね.
[ 2006/10/25 21:10 ] [ 編集 ]
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