当たり前って何でしょうか?おそらく「普通のこと」「ありふれていること」「そうすべきこと」「そうあるべきこと」というあたりの意味であると思います.ということは,時代や文化によって変化しうるということです.それはすなわち,皆さんが当たり前と思っていることの大抵は普遍的真理ではないということです.
時代を遡れば,あるいは発展途上の地域,未開の地域からすればPC,TV,電話,コンロ,水道,雨風凌げる家・・・といったものは当たり前ではないのです.さらに有史以前まで遡れば,人が自然界に脅かされることなくある程度毎日を過ごせるということも当たり前ではないわけです.私たちが当たり前だと思っていることは,周囲もそうであるから(つまり普通のこと,ありふれていること)そう思うのであって,限定された視野で判断しています.小学生が親にものをねだるときに「皆持ってるもん!!」というときの”皆”とは大抵クラスの仲のよい数人であると言われています.誰が持っているのか訊ねるとあがる名前は数人という・・・もっとも彼らの視点は更に狭いですが.
同様に私たちが日頃当たり前だと思っていることもかなり限定された視野なので巨視的に見る必要があるのです.巨視的に判断すれば,当たり前だと感じることは当たり前ではないのです.このことが腑に落ちれば,今あることの中に喜べることを見つけることは簡単かもしれません.
心臓が休まず動いていること,呼吸ができること,目が見えること・・・すべて当たり前のことではなく,神様の働きによって生かされている奇跡なのです.他にもたくさんあると思います.当たり前に思っていたことを当たり前ではないと思えたとき,そこに喜びが生まれるのです.