ふと思いました.駆動するワイパーによってはじかれていく雨を見ながら.
「ああ,1年目,2年目はカッパを着て通勤していたなぁ」と.
思えばありがたいことです.社会に出てからの2年間はバイク通勤でした.1年目は訪問の教育相談をしていましたので,雨の日はそれは大変でした.カッパを着て生徒の家まで行き,家の前でカッパを脱ぎ,訪問を済ませるとまたカッパを着て次の家へ移動し,またカッパを脱ぎ・・・と.まぁ訪問といっても何十件もあるわけではなく,数件でしたが.しかし,面倒でしたし,スーツが濡れて家人に迷惑をかけたこともあったのではないかと思います.
2年目は病院だけでしたので,何回も着替えることはなくなりましたが,やはり雨のバイクは視界も道路も不安定で,あまりいいものではありませんでした.
3年目,天気の悪い日は,家で車を使う用がなければ(弟も学校へ行っていますので運転手がいないという理由から滅多にありません)車で通勤しています.2年目まではできなかったことができるようになって,とてもありがたく思いました.4年目,バイクが苦痛なときは(冬や雨など)普通に車で通勤でした.
そして,5年目の現在,あいこと共に1台の車で通勤しています.私とあいこの帰宅の予定が大幅に違うときには,車で15分のあいこの実家から車を借りて2台で通勤しています.SVなどで電車を利用しないといけないときには未だに雨の中バイクを乗ることもありますが,常にではありません.本当にありがたいです.悲しいことに,恵まれた環境に慣れてしまうと,人は苦労した日々のことを忘れ,今の状況を当たり前と思い,もっともっとと飽くなき欲を持ってしまう傾向になりますが,そうならないように,苦労した日々のことを忘れないように,当たり前に思わないようにしたいと思っています.今あることを喜んで通らせていただきたいと改めて思いました.
今日も家事頑張りました.
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私も今、良いところを通らせてもらっていると思います。
これを忘れてはいけませんね。
というか、忘れたくないですね。