これも宮崎先生のお話で印象に残ったので綴ります.やはりもう私まおの言葉でしか綴れません.
先の「プロセスを大事にすること」とも関係してきますが,「のに」という表現は使わないほうがベターです.
「
のに」をgoo辞書で調べると,接続助詞の意味の1つに「既定の逆接条件を表す。意味内容の対立する二つの事柄を、意外・不服の気持ちをこめてつなぐ。」とあります.つまり,前に出てきた事柄に対して不足の理を生むことになっています.
「勉強したのに,テストができなかった.」
「おさづけを取り次いだのに,一向に快方に向かわない.」
「夕食をせっかく作ったのに,夫は食べて帰ってきた.」
「運動しているのに,全然痩せない.(←私のことです)」
などなど,あげればきりがありませんが,これらはせっかくの行為に対して,それを無に帰すような発言になっています.確かに,結果には反映されなかったかもしれませんが,そのために尽くした理,つまりプロセスは実は無駄にはなっていません.しかし,「のに」という言葉を使ってしまうがために,自分自身で今までの行為を無にしてしまっているのです.
結果とプロセスは別物です.結果も大事かもしれませんが,プロセスも同等かそれ以上に大事です.本来,この2つの事柄は「のに」でつなぐのではなく,切り離して2文で使うべきです.「のに」を使うから無駄に思え,不足の心遣いをしてしまうのです.切り離して使えば,そのプロセスに生きている理は無駄にはなりません.
「勉強した.テストはできなかった.」
ええじゃないか!あなたが勉強したことは次のテストや授業で生きてきます!無駄ではありません.
「おさづけを取り次いだ.一向に快方に向かわない.」
ええじゃないか!あなたが取り次いでいることで命をつないでいただいているのかもしれません!無駄ではありません.
「夕食をせっかく作った.夫は食べて帰ってきた.」
ええじゃないか!あなたが夫のために作った食事は明日の朝食になります!(強引か?)尽くした姿は夫婦円満の種になります.無駄ではありません.
「運動している.全然痩せない.」
ええじゃないか!私が運動したことは,基礎代謝や筋力の向上,コレステロールの低下など次の健康診断で生きてきます!無駄ではありません.
どうです.「のに」を使って無駄にしてしまっていることを,これからは切り離して「ええじゃないか!」をつけて考えてみませんか?宮崎先生の「よかった探し」ではありませんが,無駄を作らないために,先生のお話からヒントを得た「ええじゃないか探し」として皆さん活用してみてはいかがでしょうか(笑)幕末のええじゃないか騒動のように,いっちょ民衆を巻き込みますか.くれぐれも言っておきますが,悪いことを「ええじゃないか」と正当化することとは違いますからね.
※誤解のないよう言っておきますが,宮崎先生は「ええじゃないか」とは言ってません.
未読の方は以下を閲覧ください.
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ちなみに私は、“良いこと日記”をつけるようにしています。そのような本を、ある時に知り、それから実行して2年くらいたちます。ほんの些細なことでもいいから毎日綴るだけです。365後には365日の良い事記録になります。素敵なことですよね。それを読み返すと励みになるし、以前よりも小さなことにも感謝し、プラスに考えられるようになったと思います。少し似ているかな?と思いコメントしてみました。