今日は祖父が退院しました.
本当はおぢばがえりをするのが25日なので24日まで入院していてもらおうと思っていたのですが,退院したいというので退院しました.わがやは猛烈に寒く,隙間が多いせいか暖房を焚いてもなかなか暖まりません.ですから心臓の悪い祖父には厳しいです.
10日余り入院して寝たきりだったので足腰が弱っていまして,今日はなんとか歩けるもののフラついていました.ズボンを自分ではくこともできず,弟と交代で介助しました.思いの外弱っている祖父を見てなんだか寂しくなりました.これから丸4日うちにいますが休日を除き日中は母しかいないので祖父の世話が心配です.母も腰が弱っていますので,祖父が転んでも持ち上げることはできません.私が仕事を休めればいいのですが,患者様の予約が入っておりますので休むことができません.なんともなく日中が過ぎるといいのですが.
祖父の生い立ちなどについて色々聞いておこうと思っていましたが先延ばしにしていて結局聞かないまま山口へいってしまいそうです.特に戦時中や戦後抑留の話は後世に伝えるために聞いておきたいですし,わがやの信仰のきっかけや教会の名称をいただくまでの苦労なども聞いておきたいものです.また春に元気に茨城に戻ってこれるといいのですが・・・.
先日山口へ行った祖母はガンがかなり転移しており,医学的処置はもうしないそうです.明日とりあえず病院から家に帰るとのことで,これからいわゆるターミナルケアに入るでしょう.大学,大学院とターミナルケアに関心を持ち,ターミナルケアをしていく看護師が熱意をもって働き続けるにはどうしたらいいのかを研究してきましたが,自分の祖母が末期を迎えたときに,孫である自分は何もできないことを悔しく思います.けれども,長男である父亡き今,祖母は長女に看取ってもらうことが何より幸せなことだと思いますし,娘も遠くに嫁いだので最期にこうして母の世話をできることはありがたいことだと言っていました.うまいこと神様がそれぞれの思いを汲んでいいようにしてくださるなぁとつくづく思います.
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