お道と臨床と~心づくりのたね~

お道(天理教)と臨床心理学の視点を含めて,まおという人間が考える日々の通り方や考え方について綴っています.日記風なこともわりとあります.

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頭にないことは実行できない 

放火のニュースが増えている気がします.報道後,似たような事件が増えるのはメディアの弊害と言えるでしょう.

先日もバナナに針が入っていたという事件がありました.これを例として考えてみましょう.例えばストレスを抱えてイライラしていて社会に対して何か報復してやりたいと考えている少年がいたとしましょう.彼にどれくらいその手段の引き出しがあるかはわかりませんが,そう手段を思いつくものでもありません.そこで,バナナに針が入っていたというニュースを彼が見たとすると,彼の引き出しにその手段が加えられるわけです.これまで思いつきもしなかった手段を彼は不幸にもメディアを通して入手することになるのです.

メディアからすれば国民の知る権利として事件を報道すると共に,そうした事件の危険性を伝えようという意図があるとのだと思いますが,これがかえって模倣犯を育てることになっている一面もあると思います.

頭に思い浮かばないことを意図的に実行することはできません.遊園地の存在を知らない幼児が両親に「遊園地連れてって~」と駄々をこねることはありませんし,テニスやラケットを知らない人が自主的にテニスボールをラケットで打ってみるということもしないと思います.ガスコンロが登場する前の時代の人であれば,むしろラケットに魚をのせて七輪で焼くかもしれません.失敗を繰り返した結果,正しい用途を知るということはあるかもしれませんが,やはり引き出しとしてないことを実行するのは難しいのです.

ですから,いろいろな事件を報道することは必要なことではあるけれども,その弊害として,こうした事件の手段・手順を知らなければ実行することもなかった人も中にはいるということです.バナナに針を入れるなど,普通は思いつきません.今後,売り物の中に危険物を混在させるような事件が出るようであれば,その犯人は今回の事件により自分の引き出しにその方法が加えられた人かもしれないのです.まぁ通常はそうした引き出しがあっても,良心(超自我)によりコントロールして実行しないものですが・・・.

特に子どもに情報を与えるときには配慮が必要です.ただやみくもに情報を与えるのではなく,その正しい用途や間違った用途もきちんと伝えなければいけませんし,そうした善悪の判断が子どもに備わっているかどうかを見極めないといけません.この情報を伝える,あるいは知ることが適切でないと判断されれば親は情報をシャットアウトするということも必要です.様々なメディアや人間関係からいろいろな情報が流れてくる現代の情報化社会において,これらをコントロールすることは難しく,必要なときに正しい情報を伝えていくことは我々の課題かもしれません.
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