こどもおぢばがえりは子どもに楽しんでもらうのも大事ですがやはりひのきしんする方も楽しむことが大事です.陽気ぐらしの本質は共に楽しむことですから,人を救けて我が身救かる同様,人を楽しませ我も楽しむ精神もまた大事なのではないかと思います.そのせいか,ひのきしんの人達(特に学生)はむやみにハイテンションを維持しようとします.移動時には唄を歌ったり,暇があれば芸出しをしたりと,活動中は疲れ知らずに頑張ります.大抵1年生は先輩に命じられ,やりたくないことをノリで強要され,嫌な思いをする反面,いざやってみたら目立てて嬉しいかものような複雑な感情を経験します.これを読んでいる人の中にも管内学校の卒業生であれば,身に覚えがある方はいるかと思います.
私は高校1年,2年は「ミラクルハウス」で,3年生は「天理プール」でひのきしんでした.3年生のときには班長を勤めさせてもらったので,かなり思い出に残っています.プールだから身体を絞らないとと思い,ひのきしんに向けて毎晩激しく運動をして当時62kgで安定していた体重を58kgまで減らしてひのきしんに臨みました.今思えば私の27年の人生で一番痩せていたときでした.(そしておそらく再び見ることはない肉体です.現在70kg前後です.)そのとき頭は上だけ残して五厘カットにしていたので,変な髪型だったのを覚えています.班長としては役不足だったかもしれませんが,私は私なりに盛り上げようと頑張りました.
毎日いろいろな人との出逢いがあり,そのどれもが短期間および短時間であったことから,寂しさを感じることもときにはありましたが,多くの人の笑顔に出逢えることが楽しみでもありました.後半になると疲れが出てきて勇み心が足りなくなってくることもありましたが,今来た子どもたちにとってのおぢばがえりは今なんだと言い聞かせて頑張ったことを覚えています.
高校3年間のひのきしんは本当に楽しく充実していたなぁと今振り返って思います.当時のような体力も若さももうないので今はしんどいですが,今も汗を流して勇んでいる学生を見ると当時の自分を重ね合わせて懐かしくなるのでしょうか・・・.天理を離れて5年目,こどもおぢばがえりにも5年まったく関与していません.
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