今日のテレビ朝日のロンドンハーツで狩野英孝の60日間にわたるCDデビューの経緯がドッキリというネタをやっていまして,私もあいことバラエティ番組として非常に笑わせてもらったのですが,一方で本当に夢を抱いていたのなら,こんなにショックなことはないだろうと話をしていました.それでもまた一方では,たとえ結局ドッキリでも3時間の特番でメインに出してもらえるのなら芸人としてはおいしすぎるとも思いました.
本人が本心で何を思ったのかは知る由もありませんが,こういう人を騙して笑いを生むという番組は,分別のできる大人が見る分にはいいですが,物事の良し悪しの分別がまだ十分でない子どもたちに見せるときには,ある意味注意が必要だと思いました.下手をすると面白半分で他人を陥れるいじめの啓蒙になりかねないとも思います.
包丁は正しい使い方をすれば便利な道具となりますが,使い方を誤れば人を傷つける凶器になります.TV番組というメディアも同様で,正しい認識をもって見る分には笑いを生む刺激となりますが,認識を誤れば人を傷つける資源を人に与えることになります.
使い方,受け取り方で喜びも悲しみも生み出すことができるのならば,よい使い方,よい受け取り方をして皆が明るく過ごせるようにしたいですね.
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あれで、本人が怒り心頭に発してあつしを本気で殴れば、良い番組になるのだと思うのですが。
格が上(ギャラが上)の人に対してへつらう芸人が多すぎる。そのへつらいを肯定してしまう、制作者にも問題がある。